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Date INSTRUCTOR INTERVIEW

舌に体に心に美味しい
日々に寄り添う薬膳の世界 [前編]

2018.09.13 山下朝代 | 薬膳salon pommier 主宰

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デイト ワークショップスタジオで薬膳料理を担当する山下朝代さん。自由で楽しい、おいしくてカンタン。いいことづくめの薬膳の世界について伺いました。

最後にたどりついた健康法

祖母や母が食に対して労を惜しまない人だった影響もあって、小さい頃から食に興味がありました。そして徐々に、自称「健康オタク」に(笑)テレビや雑誌で紹介されている健康法の数々を自分で試しました。でも、なかなか思うような成果が得られなくて。本当に自分に合った健康法は何なのか?その場しのぎではなく、心から納得ができる健康法を…と探し続け、たどり着いたのが薬膳(中医学)でした。娘たちが大学生になり、自分の手から離れたタイミングで中医学を学ぶために専門の学校へ進学。広島から東京への通学となりましたが、家族の応援もあって、1年間で国際中医薬膳師の資格を取得しました。でもそれでもまだ満足できず、さらに3年間勉強し、中医師の資格も取りました。

10年前より今が元気

薬膳に出会ったとき、「これだ!」と思った理由のひとつはすべての食べものに効能があるという考え方です。「食べてはいけないものがない」というおおらかさに惹かれました。もうひとつはその効果の根拠を示す何千年もの歴史とともに編まれた文献があること。裏付けがしっかりできるところも薬膳の魅力です。また、自然のリズムを重視する姿勢にも納得感があります。朝は起きて夜は寝る。春夏秋冬、季節ごとのリズムに合わせ、体と心をいたわるのが薬膳です。その薬膳のおかげで今、わたし、とても元気なんです。年はとったけれど10年前より今の自分のほうがはるかに元気。体だけじゃなくて、気持ちも前向きで意欲的。肌の調子もいい。この実感をより多くの人に伝えていきたいとの思いから、地元広島で薬膳salon pommier(ポミエ)をスタートしました。広島で薬膳を広めていきたい、病気になりにくい体づくりのお手伝いをしたいと思っています。

家庭で受け継がれてきた薬膳

薬膳と聞くと難しいもののように思えるかもしれませんが、本来はそうとはあまり意識されずに家庭の中で脈々と受け継がれてきているものなんです。夏バテ予防に梅ジュースや甘酒を飲むことも、春によもぎ餅を作ることも、薬膳を学べばそれらが理にかなっていることがよくわかるはずです。今の日本の家庭環境だと昔ながらの「おばあちゃんの知恵」を実践するのは現実的ではないかもしれません。でも、忙しくても日常に薬膳を取り入れることはできます。この「日常に取り入れる」というのが本当に大事。教室に参加されるみなさんとみなさんの大切なひとの健康を守る知恵を教室で学び、持ち帰っていただきたい。だからこそ、自然と持ち帰りたくなるように、気負わず、楽しく、続けられることが大事なんです。

薬膳は日々のくらしの中に

ぜひ、身構えずに薬膳をくらしに取り入れてみてください。「ちょっと気虚(気が不足して元気がない状態)だからあれを食べてみようかな」「イライラしているからこれを飲もうかな」というように自分の状態から食べるもの、飲むものを選択してみる。スーパーで選ぶ食材や、外食で食べるものの選択の理由のひとつに薬膳の理論がある、という感じです。血が足りていないと感じたらランチにレバニラ定食を食べるだけでも「薬膳」。手に入れにくい食材をふんだんに使い、手間暇かけて薬膳料理をつくらなくても、薬膳を生活に取り入れることはできます。薬膳は日々のくらしの中にあるんです。

 

 

 

Profile
山下朝代 | 薬膳salon pommier 主宰

国際中医師/国際中医薬膳師/中医薬膳茶師。国立北京中医薬大学 日本校 中医中薬科 薬膳専科 卒業。2017年広島市にて、薬膳をとおして日々の食事の学びの場、少人数で行う薬膳料理教室「薬膳salon pommier」をスタート。
https://www.yakuzen-pommier.com/
Instagram:@yakuzen_pommier
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