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Date INSTRUCTOR INTERVIEW 養生の道は、体の声に敏感になることから[前編] カワジ エミコ | 漢方茶ブレンダー 2018.05.14

撮影場所提供:Kikicoffee

デイトで漢方茶のワークショップを担当しているカワジエミコさん。活動の原動力となっている自身の経験や健やかであるための身近な養生の仕方について伺いました。

ストレスで体を壊して出会った漢方

会社員をしていた時にストレスで体を壊してしまったことがきっかけで漢方に出会いました。会社員だった当時、日中はオフィスで働きづめ、寝るためだけに家に帰り、ろくに日光にも当たらない生活が続き、ストレスは溜まる一方で、いつもイライラしていました。社内でもなにかと怒ってしまって、それがまたストレスを増幅させていくという悪循環。次第に追い詰められ、眠れない日々が続き、胃は穴があく直前。食事も満足に取れなくなり、限界を感じて会社を退職しました。自宅で休養をしながら、時間が出来たのでせっかくなら体のことを勉強しようと思ったときに、出会ったのが漢方でした。

わたしみたいな思いをしてほしくない

わたし自身の経験が反面教師なんです。今思えば、当時は常に体に熱が生まれている状態だったんですよね。熱は体の中で上昇し、頭に向かうので、そのぶん足は冷たい。なので、冷え性だと思い込んで生姜紅茶を飲み続けていたのが実は逆効果で、体をさらにヒートアップさせてしまっていたんです。最初はほんの小さな変化だったのに、放っておいたらどんどんひどくなってしまった。会社を辞めてから体調が戻るまで1年もかかってしまいました。「我慢することが美徳」という考え方もありますが、一度体を壊すとその代償は大きい。だからこそ普段から自分で予防してほしい。わたしみたいな思いをする人をひとりでも減らしたい。そんな想いが活動の原動力になっています。

まずは自分の体質を点検

ワークショップでは全6回で漢方理論の基本を学びます。まず初回の「プチレッスン」でチェック表を使って、自分の体質を点検します。「疲れやすい」「汗をかきやすい」等、当てはまる項目をチェックしていくと、自分のタイプがわかるようになっています。この「タイプ」は漢方の理論によって分類されるもので、気が欠乏している「気虚(ききょ)」、要らない水が溜まりやすくなっている「水毒(すいどく)」など8つのタイプに分類されます。このタイプに応じて、薬草をお茶にブレンドします。内臓が冷えやすいなら「よもぎ」、肌荒れやむくみが気になるなら「はと麦」という風に。薬草だけで淹れると飲みにくいので、緑茶やほうじ茶などをベースに使い、飲みやすいお茶にしています。日々の生活の中で、無理なく続けてもらうことを大切にしています。

予防のために養生する

レッスンでは漢方茶ブレンドの実践だけでなく、その根拠となる漢方の理論も座学でしっかり学びます。漢方は予防医学。毎日のちょっとした体の変化に気づいて、おかしいなと感じたら予防のために養生する。養生の方法さえ知っていれば、病気は自分で予防できるというのが漢方の考え方なんです。もちろんお茶にブレンドする薬草選びの他にも、毎日の食材や、全身浴にするか半身浴にするかなどの入浴方法をその時の体調に合わせて選ぶことも養生であり、病気の予防につながります。自分のためにはもちろん、家族の健康のためにも、生徒さんそれぞれが自分で養生ができるようになることがレッスンの一番の目的です。

 

 

 

Profile
カワジ エミコ | 漢方茶ブレンダー

「カンポウチャ RAIRA」主宰。広島市を拠点に日々の暮らしの中に手軽に取り入れられる「漢方養生」を伝えている。生薬・薬草と日本茶を使い飲みやすく続けやすい味になるようブレンドした「漢方茶」を通じて食養生を伝える講座やワークショップを精力的に開催。「花凛堂漢方薬局」認定講師。
カンポウチャ RAIRA:https://kimochi-karada-raira.shopinfo.jp/
「漢方茶」教室はこちら
 

 

 

Place
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〒730-0051 広島県広島市中区大手町3丁目3−3さんさんビル1F裏
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