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Date INSTRUCTOR INTERVIEW

舌に体に心に美味しい
日々に寄り添う薬膳の世界 [後編]

2018.09.13 山下朝代 | 薬膳salon pommier 主宰

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ブルスケッタやケバブも薬膳?!

ワークショップに参加された方に「薬膳って、中華料理だと思っていました」と言われたことがあります。たしかにそんなイメージがありますよね。でも、薬膳=中華料理ではないんです。和でもフレンチでもイタリタンでも「薬膳」はできる。なので、わたしの教室のレシピも多国籍。たとえば夏バテ防止メニューなら、自家製オイルサーディンのブルスケッタ、なすとハト麦のマリネに野菜まきまきケバブ。言われなければ、薬膳の料理教室のメニューだなんて思わないかも(笑)もちろん中華料理でもいいんです。でも「これじゃなきゃだめ」というのではなくて、できるだけ自由に楽しく美味しく。そして旬を感じられて、素直に食べたいと思えるものをレシピにしています。これも薬膳を気軽に日常に取り入れてもらうためのこだわりのひとつです。

おいしくて体によくて簡単がイチバン

デイトのワークショップでは参加者全員で料理を作ります。作りながら、食材や調理法の意味をお伝えしていきます。料理ができたらみんなで食卓を囲んで、味わいながら実感とともにさらに薬膳の観点から解説を。最後に薬膳の理論的な説明を座学で行います。教室では家庭で役立つ料理の保存方法もお伝えします。たとえばハト麦なら茹でておいて小分けで冷凍しておくと、ごはんを炊くときに入れたり、サラダにトッピングしたりして、気軽に使えるのでおすすめです。お茶から薬膳を取り入れるのもお手軽。梅雨の時期はあずき茶、暑い時期はとうもろこしのヒゲ茶など。おいしくて、体にいいのが一番。さらに簡単なら言うことなしですよね。一見、手が込んでいそうでも、作ってみると拍子抜けするほどお手軽なレシピもたくさん紹介していきますのでお楽しみに。

忙しい日本人にこそ薬膳の知恵を

ワークショップに参加された方が「家でもやってみます」と言ってくださるのがとても嬉しいんです。それは1日1日、薬膳のある暮らしを長く積み重ねていって欲しいと思っているから。「元気になりました」と言われるのもとっても嬉しいです。素直なひとほど効果が早く出ます。「病は気から」とも言いますし、「そんな気がする」のは大事。食べもののもつ力を信じて、効能を理解し、今の自分の状況にあわせて自分の体をつくっていく。心と体をいたわってあげる。頑張り屋さんの多い忙しい日本人にこそ、薬膳の知恵を伝え、継承していきたい。自分の体を自分で守る意識をもつためのお手伝いをしたいと思っています。ワークショップは1回だけの参加でも完結する内容になっていますが、できれば続けて参加いただくと知識がどんどんつながっていきます。季節ごとに取り入れたい食材や調理法も変わっていきます。それぞれの季節の知識がその次の季節の知識につながっていく面白さもぜひ味わってください。

 

 

 

Profile
山下朝代 | 薬膳salon pommier 主宰

国際中医師/国際中医薬膳師/中医薬膳茶師。国立北京中医薬大学 日本校 中医中薬科 薬膳専科 卒業。2017年広島市にて、薬膳をとおして日々の食事の学びの場、少人数で行う薬膳料理教室「薬膳salon pommier」をスタート。
https://www.yakuzen-pommier.com/
Instagram:@yakuzen_pommier
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