SANPO CREATE

Date INSTRUCTOR INTERVIEW

四季の花に心寄せ 暮らしに豊かさを [後編]

2018.07.19 平本拓也 | 花のひと

BRANDS CATEGORY : /

ありのままの美しさに気づく

ワークショップでは毎回、花の姿をよく見てみてくださいと伝えています。どう生えているのか、どの蕾が咲きそうなのかなどじっくり観察して、花にゆっくり寄り添ってみる。大切なのはそのままの美しさに気づくことです。朽ちた枝や葉も自然の姿。いければ美しさにつながります。花って「無償」なんです。ただただ美しく咲いている。そんなものって他にはないですよね。だから、心が揺さぶられる。それを感じてもらいたいんです。どのように感じるかは人それぞれでいい。感じかたの強要はしません。でも、少しでも日々の暮らしの中にありのまま花を感じる時間を持ってもらえたらと思います。

花の表情はひとりひとりの感性

ワークショップではまず、その日にいける植物の名や由来を知り、またその特徴や佇まいを事前にいけた作品を鑑賞して感じることから始めます。その後、参加者の方が実際に花をいけます。もちろん要所で説明はしますが、器を選ぶところから基本的に参加者の方におまかせします。季節の様々な花を準備していますので時間の許す限り何度でもいけてください。 私が手を加えるのは花をいけ終えた後に必要に応じて。花の表情を引き出すのはみなさんそれぞれの感性なので正解はありません。自然の花の姿や動き、表情などがより美しくみえる花いけをしていただけるようなアドバイスを心掛けています。最後にその日の総括の意味でデモンストレーションをさせていただくので、そこから何かを感じていただけたらと思っています。

まずは花を愛でることから

同じ花でも向きを変えるだけで大きく印象が変わるので、花をよく見て観察しながら、そしてなにより自分の心と向き合いながらいけていきます。自然の中でどの向きで生えているのか、咲いているのかを知ったうえでいけると自然な印象になるのでそこはお伝えします。私のワークショップには花をいけた経験の少ない方が参加されることが多いのですが、経験が少ないからうまくできないということではなく、むしろその方のいけられた花にハッとさせられることも。私自身とても刺激になり、学ぶことも多いんです。教室で使った花は持って帰っていただき、ぜひ自宅でもいけてください。

花とともにある暮らし

極端な言い方かもしれませんが、花を家族のように思ってもらえたら毎日の暮らしがきっと楽しくなります。花はそのままでも十分に美しいけれど、自分が少しだけ手を加えることでより愛着がうまれます。朝、花が咲いているのを見たら「よし、今日もがんばろう」と力が沸いてくるかもしれません。そんな風に花が日々の暮らしの中で身近なものになればいいですね。デイトのワークショップは1日だけで完結するので、構えずに参加していただけるのがいいところ。ぜひ肩ひじ張らずに花に会いに来てください。そして花と向き合い、自分と向き合い、心が整う時間を体験していただきたい。そんな風に、花いけを通じて毎日の暮らしがより豊かになるお手伝いができたらと思っています。

 

 

Profile
平本拓也

花のひと。1981年広島県呉市生まれ。生まれ育った広島県を活動の拠点とし、草・木・花の自然の姿、四季の美しさに触れ表現の原点を見つめる。自身の考える植物と人とを繋ぐ時間「ひととき」を創作している。
http://hiramoto-takuya.jp/

Instagram:@hiramoto.takuya
「花いけ」教室はこちら

Date's POSTS

LEATEST POSTS

TOPへ